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駐在員レポート
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しずおか異国通信(静岡新聞)
断食の月は皆元気なく

【2001年1月21日】
                                            岩城徹雄駐在員
 東南アジアにはインドネシアやマレーシアのようにイスラム教徒の人口が多い国があり、宗教の違いを実感することがよくあります。イスラム教徒は毎日必ず朝、昼、晩とお祈りをする、という知識はもっていましたが、ジャカルタへ出張した際、早朝の暗いうちからモスクでのお祈りの声がスピーカーを通して街に流され、ホテルの部屋まで聞こえてきたのにはびっくりして目が覚めてしまいました。クアラルンプールでは、昼下がりのオフィス街をおびただしい数の人々が歩いて行くので、何かのイベントかと思っていたら、皆お祈りのためにモスクへ行くのだと聞いて、目を丸くしてしまいました。空港などの公の場所や職場、工場にもお祈りの部屋があり、まさに日常生活の一部だなと感心しました。
 また、イスラム暦の9月はラマダンという断食の月ですが、日の出前から日没まで水はもとより一切の飲食をしなくなります。多民族国家のシンガポールでは人口の14%位がイスラム教徒で、ラマダンの1か月間はどこか元気がないようにも見えます。この時期には、職場内の打ち合わせにもお茶などを出さないように配慮している、という在マレーシア日系企業の話も聞きました。宗教や文化の違いを理解して認めあうことは大切なことだと感じています。

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