アメリカでのテロ事件の後、10月には日本からシンガポールへの来訪者の数が前年同月と比べて51%もの減になるなど、外国からの来訪客が大幅に減って、観光が重要な産業になっているこの国には大きな影響が出ました。シンガポール国民の間では、平常から治安もよい上に警備も厳重にして安全には十分配慮しているのに、どうして来てもらえないのだろうかと疑問に思う声も聞かれ、政府や観光業界では外国からの誘客キャンペーンも熱心に行っています。
軍事行動が続いている間に、商談ミッションや交流プログラムなどで日本へ行く計画をもっているシンガポールの政府機関の職員やビジネスマン、学生と話しをする機会が何度かありました。彼らからは外国へ行くことの不安などは聞かれず、日本での商談や交流の成果を期待する意見が多かったのが印象的でした。国自体のマーケットが小さく、外国との交流を積極的に進めていかないと国際社会で生きていけないという、シンガポール人のたくましさと必死の思いを垣間見た気がしました。